海外サーバーを経由する方法
海外サーバーを経由して、インターネットをアクセスする理由は人によって、様々ですが、一般的にはプライバシー保護とか迷惑メールなど未承諾広告を避けることなど考えられます。実際にはどのようにして海外サーバー経由でインターネットをアクセスできるか2つの方法をご紹介致します。 海外サーバーを経由する方法についてご質問が有りましたら、どうぞお気軽にA&I Web サポートまでお問合せ下さい。
海外サーバーを経由する方法 ① ― Windows Remote Dektop (リモートデスクトップ) 経由でアクセスする方法
海外サーバーを経由する方法 ② ― Proxyサーバーを設置し、ご利用のPCのインターネット接続設定でProxyサーバー経由でアクセスするように設定する方法
それでは、詳しく各方法の利点と欠点を探ってみましょう。
海外サーバーを経由する方法 ① ― Windows Remote Dektop (リモートデスクトップ) 経由でアクセスする方法
こちらの方法はより簡単で、特別な知識が全く必要がありません。海外のWindowsサーバーのRemote Desktopにログインさえできたら、だれでも簡単にアクセスできます。では、海外サーバーのRemote Desktop経由でインターネットをアクセスするには何が必要でしょうか?
1)まず、海外のWindowsサーバーが必要です。LinuxのデスクトップPCにもRemote Desktop機能がありますが、サーバーは、ほとんどの場合インストールされていません。共用サーバーでWindowsのRemoteDesktopにログインできるケースが非常に珍しいので、専用サーバーを借りる必要があります。
リモート デスクトップは、ネットワークまたはインターネットを経由して 2 台のコンピューターを接続します。接続すると、接続先のコンピューターの前にいるかのようにリモート コンピューターのデスクトップが表示され、そのプログラムやファイルにアクセスできます。
この機能は Windows XP, Windows 7, Windows 8のすべてのエディションで使用できますが、接続先は、Professional、Ultimate、Enterprise のいずれかのエディションを実行しているコンピューターである必要があります。
Windows専用サーバーのAdministratorログイン情報さえあれば、簡単に海外サーバー経由でどこへでも接続できます。
STEP 1 ― Remote Desktop (リモートデスクトップ)アプリケーションを起動します:
STEP 2 ― 「オプション表示」をクリックし、WindowsサーバーのIPアドレスとログイン(Administrator)を記入し、接続ボタンをクリックします。
STEP 3 ― Windows Remote Desktop (リモートデスクトップ)に接続したら、サーバーのブラウザーを起動し、インターネットサーフィンできます。全てのトラフィックは海外サーバーを経由したアクセスとなり、IPアドレスも海外サーバーのIPアドレスとなります。
海外サーバーを経由する方法 ① ― Windows Remote Dektopの利点は、簡単でだれでもすぐに使えることなど上げられます。一方、欠点としては、Windows Remote Desktop機能付きでの無料サーバーはまずありません。それで、Windows専用サーバーまたはWindows のVPSサーバーの費用が発生します。Windowsサーバーのりよう料金がLinuxより高いです。または、RemoteDesktopを利用する際、多少ラグが発生するので、ビデオを見るなどには向いていません。
海外サーバーを経由する方法 ② ― LinuxサーバーでProxyサーバーを立ち上げて、Proxyサーバー経由でアクセスする方法
この方法の場合、既存のProxyサーバーを探すか自分でProxyサーバーを設定することが必要です。無料または有料で使える第三者が管理しているProxyサーバーは数多くありますが、すぐに使えなくなるProxyサーバーが多いのとどこまでプライバシーが保証されるかは不明なところが非常に多いですから、自分でProxyサーバーを立ち上げる方法をご紹介致します。
自分でProxyサーバーを立ち上げるには相当Linuxの知識が必要です。未経験者の場合、充実したサポートを提供している海外サーバー会社に頼んだほうがいいでしょう。
では、LinuxサーバーでProxyサーバーを立ち上げるには何が必要でしょうか?
1) Linux専用サーバー(またはVPSサーバー)のRootアクセス情報
2) 海外LinuxサーバーをSSHでアクセスするためのツール(PUTTYなど)
では、Proxyサーバーの設定方法に進みます:
STEP 1 ― PUTTYソフトに海外LinuxサーバーのIPアドレスやSSHポートを記入し、アクセスします。ログインとパスワードが求められたら、Rootでログインします。
STEP2 ― 下記のコマンドを実行します:
# yum install squid
Is this OK? と確認質問がでたら 「y」を入力して、Enter押して、続行します。
STEP3 ― 下記のコマンドでSquidProxyサーバーの設定ファイルを開きます:
# vi /etc/squid/squid.conf
設定ファイルでは少なくともACL (access control list)を設定しなければなりません。デフォルトでアクセスポートは3128ですが、好きなポートに変更できます。 ACLでは下記のように、アクセスできるIPアドレスを指定します:
acl our_networks src 192.168.1.0/24
http_access allow our_networks
こちらで 192.168.1.0/24 はProxyサーバー経由でアクセスするIPアドレスとします。設定終わったら、保存して、コマンド画面に戻ります。
STEP4 ― 下記のコマンドでSquid Proxyサーバーを起動します。
# chkconfig squid on
# /etc/init.d/squid start
STEP5 ― Firewallを設定しりる場合、3128ポートが開いていることを確認する必要があります。そのために/etc/sysconfig/iptablesを修正します:
# vi /etc/sysconfig/iptables
に下記のラインを追加します:
-A RH-Firewall-1-INPUT -m state –state NEW,ESTABLISHED,RELATED -m tcp -p tcp –dport 3128 -j ACCEPT
STEP6 ― Iptables (Firewall)を再起動します:
# /etc/init.d/iptables restart
これで、Proxyサーバーの設定が完了です。これからは、ご利用のPCのブラウザーが海外サーバー経由でサーフィンするよう設定する必要があります:
STEP7 ― ご利用のブラウザーを開、Proxyサーバーの設定では設定したProxyサーバーのIPアドレスとProxyポート番号を設定して下さい。
設定が完了しますと、ブラウザーのネットサーフィンは全て海外サーバーを経由して行われます。 こちらでIEの設定方法を紹介しましたが、FirefoxもChromeはもちろん、ほかのソフトuTorrent、MediaPlayerなど同様に設定することが可能です。
海外サーバーを経由する方法についてご質問が有りましたら、どうぞお気軽にA&I Web サポートまでお問合せ下さい。
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