無料のウェブホスティングサービス 無料ウェブホスティングサービスは“無料”だけあって、有料ホスティングに比べれば、機能が制限されています。また、広告が掲載されることも多いです。 ウェブホスティングサービス (共用サーバーとも言う) あなたのウェブサイトは数十から数百、多いものでは数千にも及ぶ他のサイトと同じサーバを共有します。サーバのメモリやCPUなども共用されます。共用ホスティングはホスティングリセラーを通して提供されることもあります。 リセラーによるウェブホスティング リセラーは再販のことで、ホスティング会社の顧客がそのホスティングサービスを自分で再販するということです。ホスティングプロバイダーによっては、リセラーのプランも異なります。共用ホスティングから始めて、リセラーが所有する専用サーバまで色々あります。 仮想専用サーバ (VPS、バーチャルプライベートサーバーとも言う)VPS サーバはいくつかの仮想専用サーバに分けられます。利用方法は専用サーバとそれほど変わらないので、それぞれの利用者は専用サーバを使っているようです。利用者にルート権限が与えられることもあります。 専用サーバー 利用者はウェブサーバを丸ごと使えるようになります。サーバの諸設定も変更できます。Linuxの場合はルート権限、Windowsの場合は管理者権限があるためです。それでも、顧客はサーバをレンタルするだけで、所有しているわけではありません。物理的なハードウェアまで顧客が自身で管理するというホスティングプランもあります。プロバイダーによる管理の手数が省かれるため、専用サーバプランの中でも自分自身で管理するプランは最も安いのです。その場合、安全と管理の責任は当然ながら顧客に移行します。 マネージド専用サーバー (専用管理ホスティングサービスとも言う) 専用管理ホスティングサービスは専用サーバのことですが、設定の大部分は利用者ではなく、ホスティング会社が請け負います。Linuxの場合はルート権限、Windowsの場合は管理者権限がありません。ただし、データの管理は顧客がFTPなどのツールを用いて自分で管理できます。ホスティング会社は、サービスの品質、安定した運営や安全を保証できるよう、全ての管理権限を顧客に与えていないのです。そのようなサーバは、通常レンタルサーバであり、顧客のものではありません。 コラケーション・(専用サーバーハウジングとも言う) コラケーションサービスは専用サーバに似ていますが、コラケーションの場合は顧客はサーバのハードウェアも所有しています。ホスティング業者は回線とデータセンターでの場所を提供するだけです。そのホスティングタイプは最もよいパフォーマンスを得られますが、ホスティング代は割高となります。ホスティング業者は電気、インターネット回線、場所のみならず、管理サービスを提供することもありますが、顧客は通常自分自身でデータセンターに訪れ、自分でハードウェアのアップグレードなどの変更を行います。
クラウドホスティングとは
クラウドという言葉はIT業界で幅広い意味で使われていますが、ここではクラウドホスティングの意味を説明してみます。 基本から始めた方がいいと思いますので、まず、サーバーとは何か? サーバーとはパソコンです。その中にあなたのWebサイトのデータが入っています。そのWebサイトのデータを見るために、サーバーは24時間、常にインターネットにつながっていないとだめです。そのためサーバーはインターネットにつながっていることが求められるので、画面、スピーカー、キーボード、マウスの必要がありません。でも、サーバーは基本的に普通のパソコンと変わらないことを忘れてはいけません。 サーバーが普通のパソコンと大して変わらないのであれば、どうしてホスティング会社が必要ですか?どうして社内または自宅でサーバーを置けないのですか? 実は、サーバーは社内でも自宅でも大丈夫です。ただ効率が悪いです。 理由として、まずインターネット回線が遅いです。インターネット回線にも色々ありますが、ホスティング会社が使う回線は業務用ですのえ、自宅の回線と比べ物にならないくらい早いです。 また、会社でサーバーを持つ場合はIT専門家の人件費、ソフトウェアの費用などが発生するので、中小企業や個人はホスティング会社に頼んだ方が絶対、経済的です。 ホスティング会社に頼む顧客のニーズは様々です。ホスティング会社にあるサーバーは業務用サーバーだから、性能がいいですが、サーバーを丸ごと借りようとするとかなり費用が掛かります。 そのため、自分の会社を簡単に紹介するWebサイトを作りたいだけのお客様はサーバーを丸ごと借りるのは非経済的です。そんな方のためには、共用ホスティングがあります。 共用ホスティングの場合は、一台のサーバーが細分化されていて、複数の顧客が同時にレンタルすることができます。ホスティング会社のプランの中でリーズナブルですが、制限も多くて、複雑なWebサイトには向いていません。 もっと自由にサーバーを操作したいお客様は共用プランではなくて、サーバー全部借りた方がいいですが、またしても全部借りると高いので、コストを抑えたい、サーバーを丸ごと借りたくないお客様のためには、VPS仮想ホスティングプランがあります。VPSとは何かというと、物理的にサーバーは一台だけですが、特別なソフトウェアをインストールすることで、一台のサーバーの中でいくつかの仮想のサーバーを作ります。 お客様側からすれば、VPSサーバーと普通のサーバーは、ほとんど変わらない感覚で利用できますが、コストがVPSの方が少し安いです。 VPSの方が安いなら、専用サーバーを借りる必要はどこにありますか? VPSはやはりサーバーの能力を他の利用者と共有することになるので、専用サーバーに比べれば、VPSの性能のほうが少し低くなります。従って、サーバーの性能を最大限に使いたい場合は、専用サーバーに限ります。 クラウドホスティング ここまで一般的な従来のホスティングでしたが、クラウドホスティングはどこから出てきますか? 実は9割のお客様は共有、VPS、専用サーバーのホスティングで十分です。クラウドホスティングの機能を本当に必要とするのは、ごく一部のお客様だけです。 毎日、数百万の人が利用するYoutubeのようなサイトを考えてみてください。利用者は絶えず大量の動画がアップロードを行うので、サーバーの容量がすぐになくなります。また、アップロードされた動画を更にたくさんの利用者が見るため、サーバーにものすごい負担が掛かります。そんな状況だと、サーバーの容量を増やしながら、既存のサーバーがダウンしないように、常時心配しなければなりません。 新しい物理的なサーバーをゼロから設定するには、数時間が掛かります。また、ダウンしたサーバーを個別に再起動するには、管理者に連絡して、再起動してもらう必要があり、さらに時間が掛かります。しかし、Youtubeのようなアクセス数が非常に多いサイトには、そんな猶予を与えてくれません。瞬時に容量を増やしたり、ダウンしたサーバーを自動的に再起動したりしないとYoutubeのビジネスは成り立たないのです。 そこでYoutubeのような大規模なサイトのニーズからクラウドホスティングが生まれました。クラウドホスティングの特徴は、ほとんど瞬時にサーバーの能力、容量などが増やせられることです。また、必要がなくなったら、同じようにほとんど瞬時にサーバーの能力、容量を減らすことができます。つまり、大規模なサイトにとっては、とても経済的で効率のいいホスティングプランです。 クラウドホスティングはそんなにいいのであれば、どうしてみんなクラウドホスティングにしないのでしょう? それはやはりランニングコストの問題です。アクセスの多いサイトでない限り、普通のホスティングの方が結局安くなります。 クラウドホスティングのキャッチコピーは「使った分だけ払う」ですが、次のケースを検討してみましょう。 一日平均100人が訪れるWebサイトがあるとしましょう。そのWebサイトはクラウドホスティングを利用した場合は、どうなるのでしょうか。午前2時から午前8までそのWebサイトに誰もアクセスしないからと言って、サーバーを止めて、料金を節約する?また、水曜日に100人ではなく、300人が訪れたからと言って、サーバーの能力を拡張する? 普通は誰もそんなことをしませんね。 要するに、中小サイトの場合は、「使った分だけ払う」というシステムは管理が複雑になるだけで、実際に節約につながらないわけです。 また、中小サイトの場合は、クラウドサーバーとVPSサーバーは実質的にほとんど変わりません。料金の計算方法が違うだけです。実は、クラウドサーバーと言って、VPSサーバーを割高の値段で売っている悪徳ホスティング会社も存在しており、注意が必要です。 それでは、クラウドというよく分からないIT用語で騙されないように、何に気をつければいいですか? まず、自分のサイトの規模を考えてください。何台かの専用サーバーを持っていて、それでも過剰のアクセスで頻繁にサーバーがダウンするというお客様はクラウドホスティングが正しい選択肢だと思います。それ以外のお客様はVPSと専用サーバープランで十分だと思います。 クラウドホスティングの必要が出てきたら、どうやって選べばいいですか? まず、クラウドホスティングの一般的な構成は次の通りです。 全てのアクセスは直接サーバーにではなくて、ロードバランサー(負荷分散装置)という装置にアクセスします。人間の世界でいうと、受付のようなものです。ロードバランサーはサーバーの稼動状況を知っているので、過剰なアクセスが来た場合に、その処理を空いているサーバーの方に回します。 ロードバランサーの下に何台かの親サーバーがあります。 親サーバーの役割は主にデータ処理をすることです。処理されたデータは倉庫として使われる子サーバーの方に保存されます。 Youtubeを例に見てみましょう。 利用者は新しい動画をアップロードしようとする時に、まずロードバランサーが空いている親サーバーをチェックして、その親サーバーに利用者を回します。親サーバーには動画をアップロードするプロセスを管理するためのソフトウェアがインストールされています。親サーバーはアップロードされた動画を処理して、データベースの容量として使われる子サーバーにその動画を保存します。 動画を見る時も、同じです。親サーバーは実際に動画を見せるための処理をしますが、その動画自体は親サーバーには存在せず、子サーバーから呼び出して再生するわけです。 役割の分担はクラウドホスティングの大きな特徴です。普通のホスティングだと、同じスペックのサーバーが何台も並んでいますが、クラウドの場合はデータ管理専用のサーバー、データ処理専用のサーバー、データ保存専用のサーバーといったように、それぞれのサーバーの役割が決まっています。従って、容量が足りなくなったら、全ての機能を持っているもう一台のサーバーではなく、データ保存用のサーバーを追加すればいいわけです。 クラウドホスティングにもいくつかのパターンがあります。純粋なクラウドホスティングですと、親サーバーも子サーバーも必要に応じて直ぐに増加したり、削減したりできます。Youtubeのようなサイトはそのような純粋なクラウドホスティングを使っています。 そしてもう一つ人気のあるケースはハイブリッド・クラウドホスティングです。それはどういうことかというと、中規模程度のサイトは普段専用サーバーだけを使っていますが、何か大きなプロジェクトを立ち上げて、一時的に処理能力と保存容量を増やしたい時に、クラウドホスティングを追加します。この場合は、今までの専用サーバーが新しいクラウドサーバーと一緒の同じグループに編成されます。また、クラウドの必要がなくなったら、再び専用サーバーだけに戻るというわけです。 A&I Web ホスティングでは最新のクラウドプロバイダーと提携して、お手頃な値段でクラウドホスティングとサポートを提供します。クラウドホスティングをご検討の場合、まずはお気軽にA&I Web ホスティングにお問い合わせいただければ、お客様のご質問にお答えして、お客様のニーズに最も適したクライドホスティングのプランをご提案いたします。
最新のコメント