ASP.NETホスティングを選ぶときはいくつかの注意点があります。 まず、ホスティングする予定のファイルをチェックし、どれだけのディスク容量を確保すべきか検討してみてください。最近1GB 当たりのホスティング代はそれほど高くないです。また、余分にディスクスペースを残しておかないよう気を付けましょう。ASP.NET、HTMLファイルや画像ファイルも最適化することで、ディスク容量を節約できます。また、ファイルサイズが小さい方は、ウェブページが早く表示されます。 ASP.NETホスティングを選ぶ際、転送量も重要なポイントです。ウェブサイトは数十の画像ファイルといくつかの小さなページからなる場合、転送量は大して量にはなりません。一方、MPEG、MP3、高画質な写真などサイズの大きなファイルがある場合、ページを迅速に表示するため転送量が重要です。 多くのホスティング会社はASP.NETホスティングを提供する際、MySQLまたはAccessのような基本的なデータベースしか用意していませんが、MSSQLも用意してくれるホスティング会社もあります。中小企業の場合、通常であればAccessとMySQLで充分ですが、データベースへの負担が大きくなりそうな場合には、MSSQLと大きな転送量を確保しておく方がよいでしょう。 ASP.NETホスティングを選ぶ際、回線の太さと稼働率も重要なポイントです。既存の回線と予備の回線についてホスティングプロバイダーに確認してみてください。また、稼働率も調べて、他のお客さんが満足しているかどうかについてのレビューも読み、細かいところまでチェックしましょう。 ホスティング代が最も安いASP.NETホスティング会社はサービスに問題があるかもしれないので、気をつけましょう。長年ホスティングを提供してきた業者ですと、より安心・安全です。また、サポート体制も忘れてはいけません。サポートについては通常、ホスティング会社のウェブサイトに記載されています。24×7サポートと緊急連絡先がある方がいいです。 ASP.NETはActive Server Pages .NETの略で、Microsoft社が開発・提供しているWebアプリケーションフレームワークです。動的なウェブサイトやWebアプリケーションやXML Webサービスの開発や運用をに使われているフレームワークです。 ASP.NETの特徴 ASP.NETは今までのWebアプリケーション構築の基本だったHTMLの知識やHTTP通信の仕組み、ブラウザとサーバー間のデータのやりとりなどを抽象化して、GUIモデルによるアプリケーション開発が行えるようになっています。ただし、ASP.NETで作成されたWebアプリ0ケーションを動かすには ASP.NETホスティング サーバーが必要です。ページデザインは以前のASPと同じようにHTMLを直接記述することも可能です。その上、Visual Studioなどの開発環境を用いることでGUIによるページデザインができます。 ASP.NETはWindowsサーバーで動かす事が多いですが、Linuxサーバーで ASP.NETホスティング サービスも実現可能です。ASP.NETはHTMLやHTTP、JavaScriptなど従来のモデルを使用しているため、従来のWebアプリケーションと同様にWebブラウザで表示できるという利点があります。ただしその反面、WebブラウザやHTTPの制約に考慮して開発することが必要なのは従来通りであるため、Webアプリケーションが分からないプログラマでもWebアプリケーションを開発できるようになる魔法の杖ではありません。そして、ブラウザを認識して最適なHTMLを生成する以外、実行時に前回に実行したものと比較して、変更があるときにのみコンパイルをしてキャッシュしておくため、従来のASPより処理速度が速いです。
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